こんにちは!
表紙いっぱいに広がる桜と鮮やかなピンク色に惹かれて、この本を手に取りました。
私は桜が好きなので、そんな理由だけで読み始めた一冊です^ ^
読み始めてすぐ、「あれ、転生系なの?」と少し驚きました。
ちょうど最近、同僚と転生ものの話をする機会があったこともあり
余計に転生系に敏感でした(笑)
でも、この作品を読み終えて心に残ったのは、「転生」という設定そのものではなく
登場人物たちが抱える想いや恋の切なさでした。

主人公は大学生の男の子です。
淡いピンクの季節に青春ならではの小説でしたね
| 読みやすさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | テンポがゆっくりなので人によってはジレンマが発生するかも?! |
| 実用性 | ⭐️⭐️☆☆☆ | 春の京都の情景が浮かぶ作品。フィクションなので実用性は低いかも?! |
| 独創性 | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | なんとなくどこかで読んだことがあるような雰囲気の作品 |
| コスパ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 物語なのでコスパより味わいの方が強い作品 |
| おすすめ度 | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 桜の季節に青春時代を思い出したい人にはおすすめ |
あおいみつき評価
あらすじ
主人公は、桜の季節が嫌いな大学2年生。
春になると目の前からさまざまなものが消えてしまう不思議な現象に悩まされ
周囲から気味悪がられていました。
失恋をきっかけに、京都で叔父が営む和菓子屋を手伝うことになった主人公は
桜が咲き誇る京都で一人の女性と出会います。
春という限られた時間の中で少しずつ惹かれ合っていく二人。
しかし、その幸せな時間は長くは続かず、桜が散るとともに終わりを迎えます。
桜のように美しく、そして儚い恋を描いた物語です。
転生系?いや、恋のお話でした
最初は桜のピンクに染まった表紙に目がいき
桜の季節の甘い恋愛小説だと思っていました。
読み進めるにつれて「これは転生系の話か?いや、やっぱり恋愛小説か!」と
印象が変わっていきました。
この作品の魅力は、不思議な設定を軸の中心に、
主人公と彼女がゆっくりと心を通わせていく過程にあります。
劇的な出来事は起こらないけど、主人公の心の中は事件だらけです(笑)
それでも、一緒に過ごす時間や何気ない会話の積み重ねによって
お互いがかけがえのない存在になっていく様子がていねいに描かれていました。
物語全体のテンポはゆっくりです。
テンポよく進む小説に慣れている方は、少し長く感じる場面もあるかもしれません。
わたし自身も「もう少し展開が早くてもよかったかな」と感じました。
けど、そのゆっくりとした流れがの中で
それぞれの登場人物の気持ちをていねいに感じ取ることができる作品だと思います。
読後に一番心に残ったのは、物語全体に流れる優しく切ない余韻でした!
ラストでは記憶を持ったままの主人公と記憶が残っているのか分からない彼女が再び出会い
もう1度恋をしようという始まりを予感させる終わり方で
読者に余韻をたっぷり残す終わりでした^ ^
すべてを説明しきらず、少しだけ読者に想像を委ねる余白があるのも
この作品らしい魅力だと思います!
桜は満開の美しさだけではなく、散っていく姿にも心を動かされますよね!

この物語も、そんな桜のように
美しさと儚さをあわせ持った恋愛小説だったな
まとめ
表紙に惹かれて読み始めた一冊でしたが、読み終えたあとに心に残ったのは
主人公たちが育んだ恋の切なさでした。
テンポはややゆっくりですが、そのぶん登場人物の心情が丁寧に描かれていて
じっくり物語を味わいたい方にはぴったりの作品です。
わたしは桜の表紙を見るとつい手に取ってしまいます^ ^
同じように桜が好きな方なら、この一冊もきっと気になってしまうはず。
春の穏やかな日に、温かい飲み物を片手にぜひゆっくり読んでみてください♡

